前略、雲の上の……

2003年9月23日
今日は、とても大切だった人の命日。
知り合ったのは私がまだ実家で高校生をしていて、その人はもう立派な社会人でした。

ある種の「サークル」のようなところで知り合って、皆で色々遊んだり、力をあわせて頑張ったりもした。

新年会の時、逆方向で遠いのに車で家まで送ってくれたね。
ポンコツのバンで街灯の明かりがぼんやりと見えるくらいの吹雪の中、わざとヘッドライトを消して『見えねー!!』ってわいわい騒ぎながら36号線を走ったっけ。

「行きたい専門学校が見つかったの。だから東京へ行く」と言った私に「頑張れ」って励ましてくれた。
凄くうれしかった。
仕事しながら学校へ通うのは大変だったし、慣れない土地は不安だったけど、応援してくれる人がいるというのはとても心強かった。

上京して最初の年の夏休みに帰省したときに電話くれたね。
他愛の無い話で6時間くらいしゃべったっけ。
お盆の時は皆で東京に遊びに来てくれたね。
あの時食べたケーキ、凄くおいしかった。

でもそれが顔を見ることができた最後になるとは思わなかったよ……


あれからもう10年以上経って、私はあなたの年齢を超えました。
いつか、会いに行きます。
それまで待っていてね。

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付き合っていた訳じゃないし、「好き」と言った事も言われた事も無い私たちだったけど、確かに何かの『絆』はあったと思ってもいいよね?

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