解雇通告

今日、なんとか力を振り絞って出社した。
溜まってるメール。家でも眩暈と吐き気を堪えながら必要最低限のものは目を通してあったので、優先度の高いものからざくざくと処理。

ふらつく身体を何とか堪えて、別フロアの人に説明したり、お茶いれに行ったり。

急ぎの仕事がほぼ片付いたかな〜といった頃に内線で会議室に呼ばれる。
会社で一番広い会議室。
そこには経理部長で取締役でもある人が一人だけいた。
一体なんなのか分からなかった。
向かいに座らされて言われたのが
『解雇通知』

何で？理由が良く分からない。
欠勤が多いから？それは社長承認済み。（病気を知ってる）
会社の総意だから？それって逃げてるの？

もう何がなんだかわからない。
いきなり「月末で。それでいいなら退職金は月給の10か月分出ます」
「もしくは契約社員として、まず半年、以後は一年契約で」

一方的に言われて会議室を追い出された。
席に戻って考えた。
仕事しながら考えた。

「危ない」と思ったので、頓服用に持っていた精神安定剤を2錠ほど飲んだ。
でも効かない。

丁度メッセンジャーに、友人二人の名前を見つけた。
それぞれに相談してみた。

やっぱりおかしい。何かおかしい。
夜になって自分も少し冷静になった頭で気が付いた。
「労働基準法第二章第二十条に違反してるじゃない会社が！」
＃要するに、解雇通告は30日以上前に言わなくちゃ駄目なの

ちょっと冷静になった頭でもう一度考えた。
「そうだ、社長と話しよう」
明日の予定の隙間で15分でもいいから時間ください、とメールした。
社長も、何の件で話があるのか分かっているようだ。


とにかく明日、社長と話す。